non-programmers salesforce 小ネタブログ

Apexやvisualforceなどプログラミングの力を使わずにどこまでやれるか小ネタを投稿します。

IFTTTを使って外部サービスとsalesforceを連携する

IFTTTというサービスを今更知りました。簡単にいうとノンプログラミングでtwitterとかfacebookとかいろんなサービスを連携させる事ができるツールです。スマホGPSを使ってある場所に到着したらtwitterに投稿するとか、facebookにリンク投稿したらtwitterにも投稿するとか、いろんなことができます。

ifttt.com

 

このIFTTTはなんとsalesforceにも使えます。例によって日本語でのsalesforce連携に関する情報がほとんどなく、あったのは唯一これぐらい。

[salesforce][chatter] ChatterとIFTTTで外部サービス連携 – deferloader

というわけでもう少しノンプログラミングな人にもわかるように具体的に説明しようと思います。

 

準備について

1)salesforceにIFTTTのappexchangeをインストールします

Salesforce IFTTT - Salesforce Labs - AppExchange

appexchangeのインストール方法は色んな所に落ちているのでここでは省略します。とりあえずこれをインストールしないことには始まりません。

 

2)IFTTTのアカウントを取りましょう

これもあたりまえですね。IFTTTにアクセスしてsign upをクリックして、メールアドレスとパスワード登録してください。facebookのアカウントも使えるようです。

 

早速作ってみましょう。

1)Createを押します

名前をクリックすると、Createが出てきます。

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2)thisをクリックします

Createを押すといきなりこんな画面が出てきます。thisというのはトリガーになるものです。具体的にはここが◯◯になると・・・、というアクション元のことですね。

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3)トリガーにしたいアプリケーションやwebサービスを選びます

thisを押すとアイコンがいっぱい出てきます。androidの位置情報も連携できますし、メールとか、facebookとか、instagramとか、office365とかとにかくいろいろあります。海外のサービスなのでESPNとか、Spotifyとか、日本じゃあまり使えないものも。あとStockという株価情報もありますが、日本の東証などには一切対応していないのであしからず。ただ、天気予報は一部対応しているのでどうにか使えます。今回は天気予報をトリガーにしてsalesforceにレコードを作る、という連携をやってみます。

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4)トリガー条件を選びます

サービスによって選べるものがことなります。今日の天気良予報は日本には対応していないみたいですが、なぜか明日の天気は大丈夫みたいです。Tomorrow's weather reportを選びます。

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5)投稿時間を設定します

タイトルの通り投稿時間を決めます。これは日本時間で大丈夫みたいです。キャプチャにはありませんが、地域も選べます。

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6)thatを押します

thatを押して、受け側を選びます。

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7)salesforceを選びます

salesforceを受け側で選ぶことができます。

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8)Insert a Recordを選びます

できることは4種類、chatter投稿、chatterにファイル投稿、chatterにリンク投稿、そしてレコードを作るです。今回はなぜか全然Webに情報がないInsert a Recordについて説明します。

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9)salesforceアカウントと連携させます

キャプチャ取れなかったのですが、salesforceアカウントと連携させる場面が出てきます。log inボタンを押してsalesforceのIDとPASSを入れてください。これをする前にappexchageは入れておいてくださいね。

 

10)SObjectを選ぶ

SObjectという(ノンプログラマーには)聞き慣れない言葉が出てきますが、なんてことはありません。オブジェクトのことです。標準オブジェクトなり、カスタムオブジェクトなりを選んでください。

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今回は天気というカスタムオブジェクトを作りました。情報は日付と天候をテキスト項目で、最高気温を数値項目で作っています。日付がテキスト項目なのは、April 03,2016という値で投稿してくるので、salesforce標準の日付項目では形式が合わずにエラーになってしまうのです。

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11)項目連携をします

プロセスビルダーみたいに項目と値を決めていきます。Field Nameはsalesforce側のAPI参照名、Field Valueはweather側の値を設定します。weather側の値はフラスコマークをクリックすると選べます。最後にCreate Actionボタンを押せば完了です。

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12)ちゃんと動くかチェックしましょう

Check nowを押してチェックします。キャプチャを取れなかったのですが、緑色になればOK、赤はNGなので、なにがおかしいかチェックしてください。

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 結果、こんな風に投稿されます。

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わーい、できたできた。

日本のサービスとの連携が弱いので(Lineとか)どう使っていいのかわからないところもあるのですが、普通はAPIとか使ってプログラムしないといけないような、salesforceと外部サービスの連携が意外と簡単にできてしまうのです。これを使って何か面白いことができないか考えてみたいですね。